若築建が急動意、24年3月期業績予想増額し営業利益は一転増益へ
若築建設<1888>が急動意、地合い悪に抗してカイ気配スタートで切り返し、5日移動平均線をマドを開けて跳び越える強い足をみせている。北九州を地盤に港湾や空港施設など海洋土木を展開する建設会社で、足もとの業績は完成工事の増加に伴い会社側の従来計画を上回る好調な推移をみせている。11日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の53億円から64億円(前期比2.6%増)に大幅増額した。従来の2ケタ減益予想から一転して増益見通しに変わり、22年3月期の過去最高利益に次ぐ水準が見込まれることで、これを材料視する形で投資資金が流入した。なお、今期年間配当は従来計画の100円に20円上乗せし120円(前期実績100円)とすることも併せて発表した。時価予想配当利回りは前日終値換算で3.7%と高く、買い人気を助長している。