三井ハイテク急反落、25年1月期業績予想が中計目標下回る
三井ハイテック<6966>は急反落。12日取引終了後に25年1月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比21.0%増の2370億円、営業利益を同15.9%増の210億円と増収増益の見通しを示した。ただ、中期経営計画(23年1月期~25年1月期)で掲げていた売上高2540億円、営業利益330億円の目標値を下回っており、失望売りを誘ったようだ。
電子部品事業における半導体在庫調整の長期化に起因した需要減少を反映した。今期の配当予想は前期比12円増の84円を見込んだ。同時に発表した24年1月期決算は、売上高が前の期比12.2%増の1958億8100万円、営業利益が同19.8%減の181億1900万円だった。電動車向け駆動・発電用モーターコアが好調で全体を牽引したが、電子部品事業の落ち込みが利益面で大きく響いた。