東京株式(前引け)=続落、朝高後に戻り売りで値を消す展開

市況
2024年3月13日 11時49分

13日前引けの日経平均株価は前営業日比161円39銭安の3万8636円12銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億2187万株、売買代金概算は2兆2141億円。値上がり銘柄数は433、対して値下がり銘柄数は1173、変わらずは50銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は朝方こそ主力株をはじめ広範囲に買い戻しが先行したが、買い一巡後は戻り売り圧力が表面化し、日経平均はマイナス圏に沈んだ。取引時間中に外国為替市場でドルが売られ、円高方向に押し戻されたことが買い手控え感につながった。日銀の金融政策決定会合の結果発表を来週19日に控え、様子見ムードが強い。前日の米国株市場でエヌビディア<NVDA>株が急反騰した流れを引き継いで、半導体関連株が朝方は軒並み高かったが、その後に値を消す銘柄が相次いだことも投資家のセンチメントを冷やしたようだ。前引け時点で全体の7割強の銘柄が値を下げている。

個別ではトヨタ自動車<7203>が冴えず、川崎汽船<9107>は売り優勢。野村マイクロ・サイエンス<6254>も安い。TOWA<6315>が軟調、三井ハイテック<6966>は急落となった。このほか三井E&S<7003>の下値模索が続き、キヤノン電子<7739>の下げも目立った。半面、東京エレクトロン<8035>がしっかり。さくらインターネット<3778>が大きく切り返し、ソシオネクスト<6526>も堅調。富士通<6702>も買いが優勢だった。Gunosy<6047>が値を飛ばし、Fast Fitness Japan<7092>も大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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