話題株ピックアップ【夕刊】(3):アールプラン、リベロ、のむら産業
■アールプランナー <2983> 770円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 本日終値
アールプランナー<2983>がストップ高。12日の取引終了後、24年1月期の連結業績に関し、売上高が計画を7億7000万円上回る320億7000万円(前の期比2.6%増)、最終利益が計画を9100万円上回る2億2100万円(同32.4%減)で着地したようだと発表。業績の計画上振れを好感した買いが入ったようだ。第4四半期(23年11月~24年1月)にかけて分譲住宅の販売が想定よりも好調に推移した。効率的なマーケティング戦略の実施に加え、土地の取得費用が抑えられたことなども利益を押し上げる要因となった。
■リベロ <9245> 1,315円 +136 円 (+11.5%) 本日終値
リベロ<9245>が大幅続伸。12日の取引終了後に2月の月次売上高速報を開示した。2月単月の売上高は前年同月比37.0%増の2億4800万円と高い伸びを示しており、材料視されたようだ。転貸戸数は同5.8倍の1355戸と大きく伸長した。
■のむら産業 <7131> 1,700円 +151 円 (+9.8%) 本日終値
のむら産業<7131>が大幅続伸。12日の取引終了後に24年10月期第1四半期(23年11月~24年1月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比14.0%増の15億3400万円、経常利益は同2.0倍の1億2400万円と順調なスタートとなっており、評価されたようだ。主力の包装関連事業ではコロナ禍からの人流回復やインバウンド需要の影響から、外食関連などの業務用向けの販売が堅調だった。機械販売比率が高まったことに加え、コスト削減効果や人材獲得の期ずれの影響なども寄与した。
■ナガオカ <6239> 1,345円 +110 円 (+8.9%) 本日終値
ナガオカ<6239>が続急伸し、昨年来高値を更新した。12日の取引終了後、配当予想の修正について発表した。今期の年間配当予想は従来の見通しから7円増額して30円(前期比7円増配)とした。また、12日終値の1235円で、13日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)で上限50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の7.1%)の買い付けを実施すると発表。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ナガオカは同日に50万株を予定通り買い付けており、これらを材料視した買いが集まったようだ。
■グッドスピード <7676> 908円 +42 円 (+4.9%) 本日終値
グッドスピード<7676>が続伸。英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドがグッドスピーの株式の買い増しを続けていることが12日の取引終了後に明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に財務省に提出された変更報告書によると、ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による株式保有比率は9.81%から11.66%に上昇した。報告義務発生日は5日。保有目的には「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載している。
■テクノロジーズ <5248> 4,875円 +145 円 (+3.1%) 本日終値
テクノロジーズ<5248>は一時5000円の大台に乗せ、上場来高値を更新した。12日の取引終了後、同社のSaaS商品である「Circle」について、トランス・コスモス<9715>のサービスであるDEC Connectをハブとして連携を行うことを決めたと発表。事業へのポジティブな影響を見込んだ投資家の買いを誘ったようだ。営業DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するCircleについて、トランスコスとの連携により拡販できると判断した。
■メディシノバ・インク <4875> 210円 +6 円 (+2.9%) 本日終値
メディシノバ・インク<4875>はしっかり。12日の取引終了後、米国で開催中の第63回毒性学会年次総会及びToxExpoにおいて、「MN─166(イブジラスト)」の塩素ガス誘発性肺障害の羊モデル試験のデータが発表されたと公表。これが手掛かり視されたようだ。MN─166の安全性と薬理学的活性などを評価するのが目的の試験で、良好な結果を総合すると、MN─166にはさまざまな原因による急性肺疾患を治療する可能性があることが考えられると同社はコメントしている。
■トレイダーズ <8704> 705円 +15 円 (+2.2%) 本日終値
トレイダーズホールディングス<8704>は続伸。12日の取引終了後、これまで未定としていた期末配当予想を16円にすると発表した。中間配当の8円とあわせ、24年3月期の年間配当額は前期比7円増の24円となる見通しとなり、これが好感された。
■山大 <7426> 2,550円 -505 円 (-16.5%) 本日終値
山大<7426>が急落した。12日の取引終了後、個人投資家で大株主の塩満健一氏が同社株を全て売却したことが、同日に財務省に提出された変更報告書で明らかとなった。これを受け、需給面での思惑から買いを入れた投資家による売りが膨らんだようだ。報告義務発生日は6日となっている。
■極東証券 <8706> 1,390円 +300 円 (+27.5%) ストップ高 本日終値
極東証券<8706>は後場急騰。13日正午に配当方針の変更と期末配当の予定について開示した。新たな配当方針では連結配当性向基準をこれまでの50%から70%に引き上げる。これに伴い、24年3月期の期末配当金は80円を予定する。中間配当とあわせた年間配当は110円(前期比80円増配)となる見込みで、ポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回るなか、収益性向上策を進めるとともに、株主還元を充実させる。
●ストップ高銘柄
マルシェ <7524> 318円 +80 円 (+33.6%) ストップ高 本日終値
エスポア <3260> 2,015円 +400 円 (+24.8%) ストップ高 本日終値
マツモト <7901> 2,826円 +500 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値
かんなん丸 <7585> 455円 +80 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
ジャパンMA <9236> 3,640円 -700 円 (-16.1%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース