本日注目すべき【好決算】銘柄 ネオジャパン、雪印メグ、ラクスル (13日大引け後 発表分)

注目
2024年3月14日 7時01分

3月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ネオジャパン <3921> [東証P]  ★今期経常は18%増で2期連続最高益、4円増配へ

◆24年1月期の連結経常利益は前の期比3.0%増の13.7億円になり、従来予想の12億円を上回って着地。続く25年1月期も前期比17.7%増の16.1億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のソフトウエア事業におけるクラウドサービスの増加基調が続くほか、前期に実施したテレビCMの中止で広告宣伝費が減少する。

同時に、今期の年間配当は前期比4円増の27円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の5.73%にあたる85万株または9億5115万円を上限にToSTNeT-3で自社株買いを実施すると発表。

雪印メグ <2270> [東証P]  ★今期最終を57%上方修正・8期ぶり最高益、配当も20円増額

◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の122億円→191億円に56.6%上方修正。増益率が33.6%増→2.1倍に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益112億円が発生することが最終利益を押し上げる。

併せて、期末一括配当を従来計画の60円→80円(前期は60円)に大幅増額修正した。期末配当利回りは3.67%に上昇。

翻訳センター <2483> [東証S]  ★今期配当を15円増額修正

◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の50円→65円(前期は45円)に大幅増額修正した。配当方針を変更し、配当性向35%を目標に利益配分を行う。期末配当利回りは3.44%に上昇。権利付き最終日の27日を前に配当狙いの買いなどが期待される。

ラクスル <4384> [東証P]  ★今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆24年7月期の連結経常利益を従来予想の16億円(予想レンジ中値)→19億円に18.8%上方修正。増益率が37.0%増→62.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。エンタープライズ事業やノベルティ事業を中心に既存事業の業績が拡大していることを反映した。また、ハコベルに関する持ち分比率の変動による投資損失の減少なども上振れに貢献する。

併せて、発行済み株式数の1.20%にあたる70万株または7億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

JEH <5889> [東証S]  ★今期最終は21%増で4期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は25円増配へ

◆24年1月期の連結最終利益は前の期比7.6倍の22.1億円に急拡大し、従来予想の18.9億円を上回って着地。続く25年1月期も前期比20.9%増の26.8億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はインバウンド売上が14%増加するほか、引き続き価格改定やコストコントロールを実施する方針。新規出店は国内8店舗以上(うち3店舗は既存店を退店し好立地へ移転)、中国1店舗以上を計画する。

併せて、前期の年間配当を17円→19円に増額し、今期も前期比25円増の44円に大幅増配する方針とした。

さくらさく <7097> [東証G]  ★今期経常を18%上方修正

◆24年7月期の連結経常利益を従来予想の5億5200万円→6億5000万円に17.8%上方修正。増益率が1.8%増→19.9%増に拡大する見通しとなった。園児の受け入れを積極的に行い、各施設の利用園児数が計画を上回ることが寄与。販売用不動産の売却に加え、ICT化などの業務効率化によるコスト削減効果も利益を押し上げる。

ナレルG <9163> [東証G]  ★11-1月期(1Q)最終は33%増益で着地

◆24年10月期第1四半期(23年11月-24年1月)の連結最終利益は前年同期比33.3%増の5.1億円に拡大して着地。建設業界の慢性的な人手不足が続く中、技術者人材の採用・教育の強化に取り組み、技術者の在籍人数と稼働人数が増加したことが寄与。

上期計画の6.9億円に対する進捗率は74.8%に達しており、業績上振れが期待される。

ファイバーG <9450> [東証P]  ★今期配当を7.5円増額修正

◆24年6月期の年間配当を従来計画の10円→17.5円(前期は10円)に大幅増額修正した。下期から配当方針を変更することを踏まえ、株主への利益配分を増やす。今後は各事業年度の利益を「利益配当」「役職員への還元及び事業投資」「内部留保」に大きく三分割する。

ジェコス <9991> [東証P]  ★今期経常を14%上方修正

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の57億円→65億円に14.0%上方修正。増益率が16.3%増→32.6%増に拡大する見通しとなった。重仮設事業で流通販売物件が減少し売上高は計画を下回るものの、物件着工の順調な進捗や加工の大型物件が出荷されたことなどで利益は上振れする。

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