14日の株式相場見通し=売り買い交錯、25日線を巡る攻防に

市況
2024年3月14日 7時59分

14日の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均株価は3万8000円台後半で売り買いを交錯させる展開となりそうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちとなり、仏CAC40が連日で史上最高値を更新したものの、独DAXはわずかながらマイナス圏で引けた。米国株市場も方向感の乏しい地合いで、NYダウが小幅上昇する一方、ナスダック総合株価指数は反落となった。エネルギー関連株や消費関連株など景気敏感セクターは買いが優勢だったが、米長期金利の上昇を背景にハイテクセクターが冴えず全体相場の上値を重くしている。来週に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え積極的な買いが入りづらく、差し当たって14日に開示される2月の卸売物価指数(PPI)の内容を見極めたいとの思惑が様子見ムードを助長する形となった。東京市場では前日に日経平均が上昇して始まった後、戻り売りに押される展開を余儀なくされ3日続落となった。前週7日のザラ場に4万400円台まで上昇した後は流れが一変し、同日高値から前日終値まで1770円強の大幅な調整を強いられている。値ごろ感からの押し目買いも入りやすい場面だが、機関投資家のリバランス売り圧力なども想定され、きょうも上値が重い可能性がある。3万8600円近辺に位置する25日移動平均線を巡る攻防が意識されそうだ。

13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比37ドル83セント高の3万9043ドル32セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同87.870ポイント安の1万6177.766だった。

日程面では、きょうは海外で2月の米生産者物価指数(PPI)、2月の米小売売上高、週間の米新規失業保険申請件数、1月の米企業在庫など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.