株価指数先物【昼】 円高一服でショートカバーに向かわせる
日経225先物は11時30分時点、前日比70円高の3万8420円(+0.18%)前後で推移。寄り付きは3万8350円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(3万8375円)にサヤ寄せする形から、小動きで始まった。直後に付けた3万8420円を高値に軟化し、ほどなくして3万8180円まで売られた。売り一巡後は3万8180円~3万8280円辺りでの推移を継続していたが、終盤にかけてロング優勢の流れとなり、朝方に付けた高値水準を回復してきた。
日経225先物は、中盤にかけて3万8180円まで売られたものの、為替市場では円相場が1ドル=147円80銭台と朝方からは円安に振れて推移していることから、終盤にかけてはショートカバーも入ったと考えられる。ランチタイムでは3万8470円まで上昇してきたが、25日移動平均線が3万8480円辺りで推移している。そのため、同線に上値を抑えられる流れが続くと、終盤にかけてロングの持ち高調整の流れに押される展開には注意しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.62倍に低下した。朝方に14.58倍に低下したものの、25日線が支持線として機能する形で、ややNTショートを巻き戻す流れ。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型の重荷となるなか、NTロングによるスプレッドは狙いにくいだろう。
株探ニュース