日コンが上げ幅を拡大、第3四半期営業利益は8倍増益
日本コンクリート工業<5269>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろに発表した第3四半期累計(23年4~12月)連結決算が、売上高403億600万円(前年同期比5.8%増)、営業利益18億4400万円(同8.0倍)、最終利益9億3800万円(前年同期7100万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。
コンクリートポールの大口取引先への販売価格見直し交渉が奏功した。また、コンクリート二次製品でリニア中央新幹線向けなどRCセグメントの生産及び検収が堅調に推移したほか、適正価格の浸透に取り組んだことも奏功した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高550億円(前期比3.8%増)、営業利益19億円(前期2億2800万円の赤字)、最終利益12億円(同4億3900万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。