株価指数先物【昼】 週初に積み上がったショートポジションのカバー

市況
2024年3月15日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の3万8530円(-0.15%)前後で推移。寄り付きは3万8270円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(3万8290円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。ただし、直後に付けた3万8240円を安値に下落幅を縮めており、中盤には3万8500円を回復。買い一巡後に3万8350円まで売られる場面も見られたが、終盤にかけてはリバランスに伴うショートカバーの動きが強まり、一時3万8560円まで下げ幅を縮めた。

日経225先物は、終盤にかけてのカバーの動きにより、心理的な抵抗線として意識される25日移動平均線(3万8600円)水準に接近してきた。エヌビディア<NVDA>など米半導体株の弱い値動きを受けて、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型の重荷となっている。一方で、円相場が1ドル=148円半ばと円安・ドル高に振れていることで輸出関連株が堅調なほか、NY原油先物相場の上昇で資源株などが買われており、TOPIX型優位の展開のなか、全体の底堅さにつながっている。日経225先物は25日線突破からの一段高は期待しづらいものの、来週の金融イベントを前に、週初に積み上がったショートポジションのカバーが意識されやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.49倍に低下した。寄り付きは14.55倍と14.60倍に位置する25日線を下回っており、バリュー株物色のなか低下傾向が強まった。ボリンジャーバンドの-1σを下回ってきており、NTショートに振れやすいとみられる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.