今日の為替市場ポイント:日銀政策決定会合の結果判明を待つ状況

通貨
2024年3月19日 8時15分

18日のドル・円は、東京市場では148円94銭から149円33銭まで反発。欧米市場では149円30銭まで買われた後、一時148円92銭まで下げたが、149円17銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に149円台で推移か。日本銀行金融政策決定会合の結果判明前でリスク選好的なドル買いが拡大する可能性は低いとみられる。

関係者によると、日銀植田総裁を含めた9人の政策委員は、18日の会合で金融や経済の最新情勢について賃金や物価の動向を中心に意見交換を行ったようだ。報道によると、政策委員の一部は「中小企業を含めた賃上げの状況について時間をかけて見極める必要がある」と指摘したようだ。ただ、多くの委員は、賃金と物価がともに上昇する状況が実現できる状況になったと判断しており、今回の会合でマイナス金利政策の解除が決定される可能性が高い。ただし、将来的な利上げの必要性については慎重な意見が大半を占めるとみられており、決定会合の結果判明後にドル売り・円買いが強まる展開となる可能性については懐疑的な見方が多いようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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