ドット・プロットに大きな変更はなしとの見方も
明日のFOMCの結果発表で、大きな注目点となっているドット・プロット(FOMC委員の金利見通し)に大きな変更はないとの見方がエコノミストから出ている。年内は3回の利下げ予想が再び示唆され、それは今後2年間で米経済はソフトランディングできるかもしれないという、市場にとっての安心材料になる可能性に繋がるという。
一方、FRBの経済見通しについては、2024年の米成長見通しが約0.30-0.40%ポイント上方修正される可能性があり、昨年第4四半期よりも見通しは改善される可能性があるという。また、インフレについては、FRBのメインシナリオは依然としてインフレの減速継続だとし、特にコアインフレについて限定的な修正に留まり、全体のインフレ見通しも若干の上方修正に留まる可能性があるとも指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美