ダウ平均は続伸の一方、IT・ハイテク株に売り強まる FOMC待ち=米国株序盤

市況
2024年3月20日 1時08分

NY株式19日(NY時間11:58)(日本時間00:58)

ダウ平均   39003.47(+213.04 +0.55%)

ナスダック   16048.87(-54.58 -0.34%)

CME日経平均先物 39730(大証終比:+130 +0.33%)

きょうの米株式市場でダウ平均は続伸している一方、IT・ハイテク株には売りが強まっており、ナスダックは下落している。IT・ハイテク株については、前日開催されたエヌビディア<NVDA>のAIコンファレンスで発表された最新情報に投資家は注目していたが、同社株は下落の反応を見せており、IT・ハイテク株の雰囲気を圧迫している模様。

エヌビディアは次世代チップ「ブラックウェル」を披露し、AIを支えるモデルの処理が数倍速くなると説明。ただ、ブラックウェルについては事前に伝わっており、今回は大きなサプライズ発表はなかったと見られている模様。

本日からFOMCが始まり、明日の午後に結果が発表される。それを警戒した動きも出ているようだ。政策は据え置きが確実視されており、注目はパウエル議長の会見などになるが、今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)と経済見通しも公表される。

市場は早期の利下げ期待を後退させており、年内の利下げ回数も3回を織り込めていない状況。12月FOMC時のドット・プロットは、今年3回の利下げ(計0.75%)を見込み、ハト派サプライズが広がっていたが、市場ではそれが2回に減るのではとの観測も強まっている。

ただ一部からは、雇用が次第に落ち着きを取り戻す中で、パウエルFRB議長は景気の先行きを気にしており、意外に3回の利下げ予想を維持し、ハト派スタンスを維持するのではとの観測も出ているようだ。

スーパー・マイクロ<SMCI>が大幅安。取引開始前に200万株の増資計画を発表したことが嫌気されている。

仮想通貨関連株が下落。ビットコインが一時6万2千ドル台まで下げを拡大しており、関連株も連れ安となっている。ビットコインETFから資金が流出しているようだ。

映画広告のナショナル・シネメディア<NCMI>が決算を受け大幅高。1億ドルの自社株買いも発表した。

植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が下落。米証券取引委員会(SEC)に2億5000万ドルの様々なタイプの証券発行登録申請書を提出した。

カナダのバイオ医薬品のフュージョン・ファーマシューティカルズ<FUSN>が急騰。アストラゼネカが24億ドルで買収することで合意した。

コインベース<COIN> 227.50(-12.12 -5.06%)

マラソン・デジタル<MARA> 18.40(-1.01 -5.20%)

ライオット<RIOT> 10.94(-0.49 -4.27%)

マイクロストラテジー<MSTR> 1322.73(-180.03 -11.98%)

スーパー・マイクロ<SMCI> 888.00(-112.68 -11.26%)

ナショナル・シネメディア<NCMI> 5.25(+1.03 +24.29%)

ビヨンド・ミート<BYND> 7.59(-0.73 -8.72%)

フュージョン・ファーマ<FUSN> 21.00(+10.36 +97.37%)

アップル<AAPL> 175.14(+1.42 +0.81%)

マイクロソフト<MSFT> 420.42(+3.10 +0.74%)

アマゾン<AMZN> 175.31(+0.83 +0.48%)

アルファベットC<GOOG> 147.20(-1.28 -0.86%)

テスラ<TSLA> 171.54(-2.27 -1.30%)

メタ<META> 490.54(-6.44 -1.30%)

AMD<AMD> 178.04(-12.61 -6.61%)

エヌビディア<NVDA> 865.65(-18.90 -2.14%)

イーライリリー<LLY> 764.92(+2.26 +0.30%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.