本日注目すべき【好決算】銘柄 日ギア、雪国まいたけ、南都銀 (19日大引け後 発表分)

注目
2024年3月21日 7時01分

3月19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日ギア <6356> [東証S]  ★今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の15億円→21億円に40.0%上方修正。増益率が50.2%増→2.1倍に拡大し、従来の12期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。歯車装置事業で補修用部品や原子力発電所向けの売り上げが増加するほか、工事事業も好調に推移していることが要因。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の6円→8円(前期は6円)に大幅増額修正した。

雪国まいたけ <1375> [東証P]  ★今期最終を一転31%増益に上方修正

◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の7.8億円→15.4億円に97.8%上方修正。従来の34.0%減益予想から一転して30.7%増益見通しとなった。販売単価の引き上げが奏功したことに加え、ユーティリティ費用が想定を下回ることも利益を押し上げる。

鉄建建設 <1815> [東証P]  ★今期配当を20円増額修正

◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は80円)に増額修正した。次期中期経営計画で株主還元の充実を計画していることを踏まえ、今期から株主への利益配分を増やす。期末配当利回りは3.88%に上昇。27日の権利付き最終日を前に、配当取りを狙う買いなどが期待される。

メルコ <6676> [東証S]  ★今期最終を92%上方修正

◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の12億円→23億円に91.7%上方修正。減益率が60.7%減→24.8%減に縮小する見通しとなった。持ち分法適用関連会社セゾン情報システムズ <9640> の株式売却に伴い、売却益20億円を計上することなどが最終利益を押し上げる。

MV東海 <8198> [東証S]  ★前期経常を29%上方修正・3期ぶり最高益更新へ

◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の105億円→135億円に28.6%上方修正。増益率が2.1%増→31.3%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。既存店売上高が伸長する中、セルフレジ導入や業務効率化を進めたことに加え、冷凍ケースの入れ替えに伴う電気代の大幅な削減も利益を押し上げた。

南都銀 <8367> [東証P]  ★今期経常を3%上方修正、配当も10円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→170億円に3.0%上方修正。増益率が2.6倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。貸出金利息や役務取引等利益が上振れすることに加え、与信関連費用が想定を下回ることが要因。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の104円→114円(前期は113円)に増額修正した。

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