21日の株式相場見通し=続伸、FOMC通過後の米株高受けリスクオン継続

市況
2024年3月21日 7時59分

21日の東京株式市場はリスクオンの流れが続き、日経平均株価は4万円台半ばを指向する展開が想定される。3月4日につけた史上最高値4万109円を更新する可能性が高い。祝日明けとなる東京市場だが、この間に米国株市場ではNYダウが2営業日合計で700ドル以上水準を切り上げたほか、ナスダック総合株価指数も大きく上値を追う展開をみせた。両指数いずれも最高値を更新しており、これに追随する動きが想定される。一方、外国為替市場では1ドル=151円台まで円安が進んでおり、これも輸出セクターやインバウンド関連を中心に追い風材料となる。注目されたFOMCではFRBが政策金利を5.25~5.5%に据え置いたが、今後の利下げシナリオに変化は見られなかったことで、米株市場ではこれが好感され買いの勢いが強まった。米物価指標に強い内容が相次ぎ、年内3回の利下げ見通しに変化が生じるとの見方も根強かっただけにマーケットに安心感が漂った。東京市場では祝日前の今週19日に日経平均株価が続伸し、終値で9営業日ぶりにフシ目の4万円大台を回復したが、きょうもリスク許容度の高まった海外投資家などの買いを背景に、主力株をはじめ一段と上値を伸ばす公算が大きい。

20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比401ドル37セント高の3万9512ドル13セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同202.617ポイント高の1万6369.408だった。

日程面では、きょうは2月の貿易統計、2月の食品スーパー売上高、2月の主要コンビニエンスストア売上高、2月の首都圏マンション販売など。海外では、3月のユーロ圏PMI、英中銀の金融政策委員会の結果発表、10~12月期米経常収支、2月の米PMI、2月の米中古住宅販売件数、2月の米景気先行指標総合指数など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.