<マ-ケット日報> 2024年3月21日

市況
2024年3月21日 16時33分

21日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前営業日比812円高の4万815円で今月4日以来の史上最高値更新となった。19日~20日の米国株が大きく上昇した流れに乗って開始から日経平均は最高値を更新。その後も買いが持続的に入り着々と上値を広げて行った。円相場が一時1ドル=151円台に入るなど円安加速も指数を後押し。日銀が利上げをしたにもかかわらず、総裁が会見で金融緩和的な姿勢を強調したことが円安、株高を促した面もある。

昨日の米国市場はFRBの年内利下げ見通しが変わらなかったことを好感してダウ平均は3日続伸。約1カ月ぶりに史上最高値を更新した。FRBは会合で年末に向けた利下げ姿勢(0.25%の利下げ3回)を変えなかった。最近のインフレ指標が予想より高めに振れていたため利下げペースが落ちるとの懸念があったが、見事市場の期待に沿う緩和姿勢で再びリスクオンの状態に入っている。S&P500種指数、ナスダック指数もこの日は揃って最高値を更新した。

さて、東京市場は米国発の世界的な株高再始動や円安の動きも加わって強烈な上げ相場を展開している。1日もしくは2日程度で1000円規模の上げ幅を連続してしまう異常性はとても持続可能とは思えないが、今は買い進むだけ買い進む、買い方の完全な自己増殖相場と化しているようだ。トピックスも気付けばバブル時の最高値にあと3%の距離まで迫っており、こちらも高値更新の日が近そうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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