ダウ平均は5日ぶり反落、ナスダックは小幅プラス圏=米国株概況
きょうの米株式市場でダウ平均は5日ぶりの反落。決算を受けて時間外から下げていたナイキの下げが響いたほか、全般にこれまでの上昇に対する調整が入った。新興ハイテクはまちまちながら若干買いが目立っており、ナスダックは小幅プラス圏推移となった。終値はダウ工業株30種平均が305.47ドル安の3万9475.90ドル、ナスダック総合指数が26.98高の1万6428.82、S&P500が7.35安の5234.18。
米FOMCを受けた安心感もあって昨日は上昇を見せた米国株であるが、週末を前にいったん利益確定の動きが広がった。ダウ採用銘柄で特に売りが目立ったのが2025年度6-11月期の減収見通しを示したスポールブランド大手ナイキ。時間外で大きく下げていた流れが米国市場でも継続し、売りが強まった。
その他ダウ採用銘柄も全般に下げており、25銘柄がマイナス圏。寄り付き時点ではプラス銘柄が過半を占めていたが、その後利益確定の売りに押された。朝から売りが目立ったビザが2.45%安。銀行株も売りだ目立ち、ゴールドマンが1.67%安、JPモルガンが1.23%安。プラス銘柄はいずれも1%以下。
新興ハイテクはまちまちながら、エヌビディアが3.12%高、アルファベット(グーグル)が2.04%高となっており、全体を支えた。テスラが1.15%安と軟調。
その他銘柄では決算の強さから運送大手フェデックスが朝からの大幅高を継続し7.35%高、決算が弱かったアスレティックウェアのルルレモンが15.8%安。一株当たり26ドルの公募価格での普通株発行決定を発表した医療用ガラスのステバナートが9.54%高。ゴールドマンのダウングレードを受けてエナジーストレージのステムが11.56%安。昨日48%超の上昇となったリディットは調整もあり8.8%安。
Stem Inc<STEM> 1.99(-0.26 -11.56%)
レディット<RDDT> 46.00(-4.44 -8.80%)
フェデックス<FDX> 284.32(+19.47 +7.35%)
ルルレモン・アスレティカ<LULU> 403.19(-75.65 -15.80%)
ナイキ<NKE> 93.86(-6.96 -6.90%)
ステバナート・グループ<STVN> 31.01(+2.70 +9.54%)
アルファベットC<GOOG> 151.77(+3.03 +2.04%)
テスラ<TSLA> 170.83(-1.99 -1.15%)
エヌビディア<NVDA> 942.89(+28.54 +3.12%)
ホームデポ<HD> 390.28(-4.92 -1.24%)
ビザ<V> 283.26(-7.11 -2.45%)
ゴールドマン<GS> 406.82(-6.89 -1.67%)
キャタピラー<CAT> 358.11(-6.45 -1.77%)
ウォルグリーン<WBA> 20.58(-0.22 -1.06%)
アメックス<AXP> 225.96(-3.16 -1.38%)
JPモルガン<JPM> 196.62(-2.44 -1.23%)
3M<MMM> 106.78(-1.09 -1.01%)