ボーイング、カルフーンCEOが辞意表明=米国株個別
(NY時間09:56)(日本時間22:56)
ボーイング<BA> 190.99(+2.14 +1.13%)
取引開始前にボーイング<BA>が、カルフーンCEOが年内一杯で辞任すると発表した。年内は同社を引き続き率いるとし、アラスカ航空の737MAXの事故に対応するとしている。民間航空機部門を率いるディール氏も辞任するという。新たな同部門の責任者にポープ氏が指名された。
カルフーンCEOは2024年末で退社。ケルナー会長は再任へ立候補しない。ディール氏は即日退職し、ポープ氏が就任する。
737MAXを巡っては今年1月、飛行中に機体の一部が吹き飛ぶ事故が発生。同社の製品の質や安全性への懸念からカルフーン氏やディール氏に対して顧客は不満を募らせており、事故から約3カ月たっても沈静化する気配はない。
米連邦航空局(FAA)は、同社とそのサプライヤーに対して広範な調査を実施したところ、安全性に関する同社の文化に懸念が浮上したと述べていた。
このニュースを受けて同社株は上昇。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース