外為サマリー:151円20銭台に軟化、鈴木財務相の円安牽制発言が重荷
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=151円29銭前後と前日の午後5時時点に比べて3銭程度のドル安・円高となっている。
25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円42銭前後と前週末に比べて1銭程度のドル高・円安とほぼ横ばいで取引を終えた。米長期金利の上昇を手掛かりに一時151円54銭まで上伸したが、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から上値は重かった。
この日の東京市場のドル円相場は弱含みとなっている。鈴木俊一財務相が閣議後の会見で、為替相場が1ドル=151円台の円安水準で推移していることに対し「行き過ぎた動きには適切に対応する」と述べたことなどが重荷となり、午前9時50分ごろには151円20銭台に軟化した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0843ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=164円04銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安で推移している。