ダウ平均は反発 次の材料探しの雰囲気の中で、期末要因のポジション調整中心=米国株序盤

市況
2024年3月27日 1時28分

NY株式26日(NY時間12:16)(日本時間01:16)

ダウ平均   39396.35(+82.71 +0.21%)

ナスダック   16440.54(+56.07 +0.34%)

CME日経平均先物 40510(大証終比:+320 +0.79%)

きょうの米株式市場でダウ平均は反発。先週のFOMCを通過して次の材料探しの雰囲気の中で、期末要因のポジション調整が中心の中で、本日は買い戻しが優勢となっている。FOMCを受けて市場は利下げ期待を復活させているが、米経済指標が低下し、FRBの本格的な利下げ着手が視野に入るまでは、まだ不透明感も根強いようだ。

買われ過ぎの領域に入ったとの指摘は依然根強いものの、いまのところ投資家はまだ、株式をアンダーウエイトにすることはできないとの指摘も出ている。なお乗り遅れている投資家もたくさんおり、そのような人たちは、参入しようと躍起になる可能性があるという。ソフトランディング、FRBの支援、それにまだ本格的に参入できていない機関投資家が組み合わさることで、上昇相場はまだ続く可能性があるとしている。

一方、株価のバリュエーションが業績予想に見合っていないのではないか、投資家が大手ITに過剰に投資しているのではないかという懸念も根強い。今年も株式市場にとって支援的な環境が続くと見ているが、現在の良好な金融環境がいつまでも続くわけではなく、地政学も依然として流動的で不透明だとの声も聞かれる。

トランプ前大統領が率いるメディア企業の株式公開を目指した特別買収目的会社(SPAC)デジタル・ワールド・アクイジション(DWAC)は、トランプ氏のソーシャルメディア会社との合併手続きが前日に完了したのに伴い本日からトランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>として取引される。大幅高で取引が始まっている。。

テスラ<TSLA>が続伸。イタリアの工業省当局者がEVトラックの生産可能性について同社に接触したと報じられた。イタリア紙「イル・ソレ24オレ」が報じた。テスラはここ数週間、イタリアでのトラックとバンの生産についての問い合わせを受けているという。

ドーナツのクリスピー・クリーム<DNUT>が大幅高。マクドナルド<MCD>が、ケンタッキー州の2都市160店舗でのテストに続き、同社のドーナツを全米のマクドナルド店舗で販売すると伝わった。

ストレージのシーゲイト・テクノロジー<STX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の73ドルから115ドルに引き上げた。

バイオ医薬品のストーク・セラピューティクス<STOK>が急騰。「STK-001」治療薬のドラベ症候群を対象とした臨床試験で、有意な発作軽減効果を示すデータが得られたと発表した。

バイオ医薬品のサミット・セラピューティクス<SMMT>が大幅高。アナリストが「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を8ドルに設定した。前日終値よりも2.4倍高い水準。

調味料のマコーミック<MKC>が決算を受け上昇。予想レンジの半ばから上限の通期売上高の達成に自信を示したことが好感されている。

トランプ・メディア<DJT> 66.58(+16.63 +33.29%)

シーゲート<STX> 96.84(+8.63 +9.78%)

ストーク<STOK> 10.52(+4.02 +61.85%)

サミット・セラピューティクス<SMMT> 3.72(+0.44 +13.41%)

マコーミック<MKC> 77.53(+7.59 +10.85%)

クリスピー・クリーム<DNUT> 16.00(+3.55 +28.51%)

アップル<AAPL> 170.96(+0.11 +0.07%)

マイクロソフト<MSFT> 423.71(+0.85 +0.20%)

アマゾン<AMZN> 180.02(+0.31 +0.17%)

アルファベットC<GOOG> 152.66(+1.51 +1.00%)

テスラ<TSLA> 181.85(+9.22 +5.34%)

メタ<META> 507.12(+4.10 +0.81%)

AMD<AMD> 181.83(+3.20 +1.79%)

エヌビディア<NVDA> 942.49(-7.53 -0.79%)

イーライリリー<LLY> 774.96(+1.82 +0.24%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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