本日注目すべき【好決算】銘柄 西華産、岡谷鋼機、フジシール (26日大引け後 発表分)
3月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
西華産 <8061> [東証P] ★今期経常を18%上方修正、配当も30円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→59億円に18.0%上方修正。減益率が20.5%減→6.1%減に縮小する見通しとなった。追加工事や納期前倒しの案件で売上が計画を上回ることが寄与する。国内外子会社の業績が従来予想を上回ることが利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→150円(前期は90円)に増額修正した。
岡谷鋼機 <7485> [名証P] ★前期経常を一転7%増益に上方修正・最高益更新へ
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の310億円→350億円に12.9%上方修正。従来の4.8%減益予想から一転して7.5%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。自動車などの製造業の生産回復や製品の値上げなどが奏功し、収益を押し上げた。
フジシール <7864> [東証P] ★今期配当を10円増額修正
◆24年3月期の年間配当を従来計画の45円→55円(前期は35円)に増額修正した。連結配当性向の目標を従来の20~25%→30%に引き上げ、株主への利益配分を増やす。
北陸電 <9505> [東証P] ★今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の700億円→950億円に35.7%上方修正。従来の38期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。第4四半期に低コストの水力発受電量が増加することが利益を押し上げる。なお、最終利益は1月に発生した能登半島地震の設備復旧にかかる費用などが未確定なため、引き続き未定とした。
株探ニュース