グッドコムA、ロードスターなど中小型不動産株が物色人気、インフレ先取りで投資資金が食指
グッドコムアセット<3475>が前日に続く大幅高で900円台を回復した。同社は都内で投資用マンションの企画・開発・販売を手掛け、法人向けで高水準のニーズを捉えており、24年10月期に売上高、営業利益ともに過去最高更新見通しにある。このほか都内中心にオフィスビルの投資事業を行うロードスターキャピタル<3482>や、中古マンションのリノベーションビジネスを展開するLAホールディングス<2986>など、不動産流動化ビジネスを展開する中小型株が軒並み物色人気に沸いている。日本国内でも公示地価の大幅上昇を背景にデフレ脱却からインフレへの転換が意識されており、不動産セクターへの買い攻勢がにわかに強まっている。そのなか、相対的にPERが割安圏に放置されていた中小型株の一角に投資資金が食指を動かしているもようだ。