ダウ先物は小動き 本日は月末期末の取引=米国株

市況
2024年3月28日 22時07分

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:46)(日本時間21:46)

ダウ先物 40155(+11.00 +0.03%)

S&P500 5304.50(-3.75 -0.07%)

ナスダック100先物 18480.50(-23.25 -0.13%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小動きで推移している。明日がグッドフライデーで休場となることから、本日が月末期末の取引となる。米株式市場は年初からの好調な値動きを維持し、2四半期連続での上昇で終わりそうだ。第1四半期のS&P500は13.1%上昇し、2019年以来最高の上昇ペース。ダウ平均は5.5%の上昇し、7.4%上昇した21年以来の好調な第1四半期となった。ナスダックは9.3%上昇した。

AIブームが衰えの気配を見せない中、第1四半期と今月の上昇を牽引したのは、昨年の市場リーダーであったエヌビディア<NVDA>だ。同銘柄は四半期で82%、3月だけで14%上昇。

目下、FRB利下げがいつになるのかが最大のテーマとなっている。その意味でも明日の2月のPCEデフレータは注目となるが、明日は休場となり、連休明けの4月1日の反応を待つことになりそうだ。前日遅くにウォーラーFRB理事の発言が伝わっていたが、「利下げを急ぐべきではない」と述べていた。最近のデータは利下げ開始の延期や年内の利下げ幅縮小を正当化すると強調していた。その見方を明日のPCEが正当化するか注目される。

今週は、バリュエーションが業績予想に見合っていないのではないかとの懸念や、投資家がIT大手に過剰に投資しているのではないかとの懸念の中、市場は方向性を見出せないでいる。一部からは「強気相場の要因はまだ残っているが、短期的に株式市場は5-10%程度の調整に対して脆弱と考えている」との見解も出ているが、「調整は株式市場の健全性を回復するための良い機会」だとも述べていた。

ドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が決算を受け時間外で下落。通期1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている模様。同社は厳しい小売環境と2月に9億9200万ドル相当のセンコラ株を売却に伴う減損処理を理由に、通期1株利益の見通しを引き下げている。

家具インテリア販売のRH<RH>が決算を受け時間外で大幅高。24年度を通じて需要が加速するとの見通しを示したことが評価されている模様。

クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が時間外で上昇。同社のラマスワミCEOが今週、3万1542株、約500万ドル分の株式を購入した。

(NY時間08:56)(日本時間21:56)時間外

ウォルグリーン<WBA> 20.45(-0.57 -2.73%)

スノーフレーク<SNOW> 163.83(+3.79 +2.37%)

RH<RH> 326.89(+29.90 +10.07%)

アップル<AAPL> 172.43(-0.88 -0.51%)

マイクロソフト<MSFT> 421.09(-0.34 -0.08%)

アマゾン<AMZN> 180.42(+0.59 +0.33%)

アルファベット<GOOG> 152.06(+0.12 +0.08%)

テスラ<TSLA> 178.77(-1.06 -0.59%)

メタ<META> 493.70(-0.16 -0.03%)

エヌビディア<NVDA> 895.68(-6.82 -0.76%)

AMD<AMD> 178.68(-0.91 -0.51%)

イーライリリー<NVDA> 777.70(-0.48 -0.06%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.