マイクロストラテジーが大幅安 ビットコイン・ロング、マイクロストラテジー・ショートの戦略=米国株個別
(NY時間11:53)(日本時間00:53)
マイクロストラテジー<MSTR> 1703.00(-216.16 -11.26%)
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>に売りが強まっている。本日はビットコインが上昇しており、売り材料はない。しかし、投資会社のケリスデール・キャピタル社がビットコイン・ロング、マイクロストラテジー・ショートの戦略を取ったことを明らかにしたことが売りを呼び込んでいるようだ。
同社はあくまでビットコインの貯蔵庫の位置づけであるにもかかわらず、同社株の急上昇がデジタル資産の急上昇を遥かに上回っていると指摘している。そのため、同社株は膨張したプレミアムの縮小が示唆されており、ペアトレードの魅力的な機会を提供しているという。
同社は仮想通貨を価値の貯蔵庫として保有し、仮想通貨の代理人として投資家から称賛されてきた。同社は何度も負債を利用し、ビットコインを買い増し、同社株のプレミアムを高めてきた。しかし、そのプレミアムはあまりに高過ぎるという。今年の同社株はビットコインの記録的な上昇と伴に200%超も上昇している。
また、同社はビットコインの保有量を増加させることに成功しているが、それに伴う大規模な希薄化により、1株当たりのビットコイン量はほとんど変わっていないとも指摘した。
【企業概要】
米国内外の小売・銀行・テクノロジー・製造やその他業界の企業向けに、エンタープライズアナリティクスソフトウェアとサービスを開発・提供し、企業が保有するデータの膨大な価値を活用できるように支援する。また、ビットコインの取得と保有に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース