FRBのような量的緩和が中国で行われる可能性は低い

経済
2024年3月29日 3時44分

米大手証券のエコノミストは、FRBのような量的緩和が中国で行われる可能性は低いと指摘している。習近平国家主席が最近発表した金融政策に関するコメントの意味を巡り、中国の金融市場で憶測が飛び交っている。

中国人民銀行は、2007年のような中国の国債の間接的買い入れによって、今後の国債の供給ショックを緩和する可能性があるという。人民銀行には、特別国債の間接的買い入れ、構造的金融政策、準備率の引き下げなど、流動性注入のためのいくつかの可能な手段がある。

最近の政策コミュニケーションでは、総量よりもむしろ、信用供与の構造と効果に焦点が当てられているという。また、投資家が供給ショックの影響を排除するため、長期国債利回りはさらに低下するだろうとも付け加えた。

同エコノミスト同時に、政策決定者は住宅市場の底が見えず、低インフレが続く可能性が高いため、成長の逆風を相殺するために公共投資への資金支援を増やしたいと考えているという。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.