話題株ピックアップ【昼刊】:レノバ、あみやき、ニプロ
■レノバ <9519> 1,431円 +193 円 (+15.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
レノバ<9519>は急伸。1日の取引終了後、東京ガス<9531>と再生可能エネルギーや蓄電池など脱炭素分野で資本・業務提携すると発表。これを手掛かりに買われている。陸上風力発電事業の共同開発をはじめ、バイオマス発電事業や系統用蓄電池事業での協業などを検討していく。東ガスはレノバが実施する第三者割当増資を引き受け、実施後にレノバ株の13.04%を握る大株主となる見通し。
■あみやき亭 <2753> 5,540円 +290 円 (+5.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
あみやき亭<2753>が急反発している。同社はきょう午前9時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比22.4%増の27億2000万円としていることや、年間配当計画を前期比10円増配の100円(中間配50円、期末配50円)としていることが好感されているようだ。売上高は同12.4%増の374億円を見込む。収益拡大を目指した店舗構造改革を着実に実行するとしており、新規出店については「感動の肉と米」を中心に20店舗を計画しているという。
■あさひ <3333> 1,407円 +67 円 (+5.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
あさひ<3333>が大幅高で3連騰。年初来高値を更新した。1日の取引終了後、24年2月期の単体決算発表にあわせ、25年2月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比5.7%増の825億円、最終利益は同18.2%増の36億8000万円を見込む。年間配当予想は同5円増配の50円としており、これらを評価した買いが集まったようだ。今期はLTV(顧客生涯価値)の向上に注力するとともに、従来の新車販売を中心としていた店舗レイアウトや在庫量などを見直す。EC販売や修理・メンテナンス、リユースにも対応できるよう運営体制を構築するほか、中国の生産協力会社とともに、原価低減活動も進めていく。24年2月期の売上高は前の期比4.5%増の780億7600万円、最終利益は同7.5%減の31億1300万円だった。
■ニプロ <8086> 1,275円 +51.5 円 (+4.2%) 11:30現在
ニプロ<8086>が高い。医療機器大手の同社はコロナ禍においても安定的な売り上げ成長を遂げてきた一方、原材料・エネルギー価格や物流費の高騰で23年3月期まで2期連続の営業減益を余儀なくされた。24年3月期も引き続き原材料高の影響を受けてはいるが、価格転嫁や物流費の上昇一服で利益改善が進展。通期で営業35%増益(240億円)を見込んでおり、第3四半期までの進捗率は9割超と好調だ。好業績を背景に株価は年初来高値圏での推移が続く。きょうは外資系証券のレーティング引き上げを手掛かりに買われている。
■TWOST <7352> 1,652円 +43 円 (+2.7%) 11:30現在
TWOSTONE&Sons<7352>が3日続伸した。2日、子会社のYellowstone Consultingが、Web3領域でのコンサルティングサービスを手掛けるDeFimans(東京都港区)との協業開始を発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。Yellowstone Consultingに対する顧客企業の相談案件に、Web3領域の技術開発に関連したものが増えているという。このため、DeFimansの専門性を生かし、顧客企業の技術開発を支援していく。
■レゾナック <4004> 3,470円 +80 円 (+2.4%) 11:30現在
レゾナック・ホールディングス<4004>が反発している。午前10時ごろ、大分コンビナートで排出されるCO2(二酸化炭素)を回収してマレーシア沖の地下へ貯留するCCS(CO2の回収・貯留)に関する共同検討の実施について、三井物産<8031>と覚書を締結したと発表しており、好材料視されている。三井物は、マレーシア国営石油会社などと共同でマレーシア沖でのCCSプロジェクトを進めており、今回の覚書の締結は同プロジェクトを貯留地として想定し検討するもの。レゾナックは大分コンビナートで排出されるCO2の分離・回収と液化・貯蔵、輸送事業者への引き渡しを行い、三井物はマレーシアまでの液化CO2の海上輸送とマレーシア沖での地下貯留を行うことで、それぞれで必要な技術的要件の検証及びコストの概算などの検討を進めるとしている。
■MS&AD <8725> 2,669.5円 +55.5 円 (+2.1%) 11:30現在
MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>が反発している。1日の取引終了後、24年3月期の連結業績に関し、経常利益が計画に対し100億円上振れして4100億円(前の期比40.3%増)、最終利益が700億円上振れして3500億円(同65.9%増)になったようだと発表。最高益予想を上乗せする形となり、評価されたようだ。三井住友海上火災保険や海外の連結子会社の業績が予想を上回る見込みとなった。
■メディキット <7749> 3,010円 +33 円 (+1.1%) 11:30現在
メディキット<7749>が5日ぶりに反発している。1日の取引終了後、シースイントロデューサー(血管確保用の短いカテーテル)の海外市場における販売に関して、朝日インテック<7747>と基本合意したと発表しており、好材料視されている。メディキットは、シースイントロデューサーの海外販売に関して、06年からボストン・サイエンティフィック<BSX>と世界全域(日本国内及びアジアの一部地域を除く)への販売に関して契約を行ってきたが、24年3月31日に契約が終了したことから朝日インテクが新たなパートナーとなった。朝日インテクは欧米諸国などにも広くビジネスを展開していることから、今回の基本合意により、新たな製品開発や海外展開などの検討を積極的に進めるとしている。
■LAホールディングス <2986> 5,040円 +20 円 (+0.4%) 11:30現在
LAホールディングス<2986>がしっかり。1日の取引終了後、子会社ラ・アトレが販売用不動産として東京都中央区の土地・建物を取得したと発表しており、好材料視されている。取得価額は非開示だが、23年12月期純資産152億1200万円の30%に相当する額以上としている。なお、同件は24年12月期業績予想には織り込んでいないという。
■高島屋 <8233> 2,409円 +9 円 (+0.4%) 11:30現在
高島屋<8233>が堅調な値動きを示している。富裕層の消費熱やインバウンド需要を背景に同社をはじめ百貨店の業績が回復色を強めている。百貨店大手4社が前日に発表した3月の既存店売上高は全社が前年同月と比較して増収を確保、宝飾品などの高額品が売り上げを押し上げている。特に、高島屋は前年同月比2割強の伸びで免税売上高は過去最高を記録したことが伝わっており、予想以上に好調な業績が株価を刺激する格好となっている。
■ネクステージ <3186> 2,741円 +7 円 (+0.3%) 11:30現在
ネクステージ<3186>が反発している。1日の取引終了後に発表した第1四半期(23年12月~24年2月)連結決算が、売上高1194億5700万円(前年同期比1.3%増)、営業利益22億1500万円(同25.2%増)、純利益14億5800万円(同17.5%増)と2割を超える営業増益となったことが好感されている。昨年5月以降、国内中古車相場が安定して推移していることを受け小売、中古車オークションの台当たり利益が回復傾向にあることが寄与した。なお、24年11月期通期業績予想は、売上高5450億円(前期比17.6%増)、営業利益200億円(同24.3%増)、純利益140億円(同21.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■KeePer技研 <6036> 4,790円 +10 円 (+0.2%) 11:30現在
KeePer技研<6036>が底堅い。1日の取引終了後、3月のキーパーラボ運営事業の月次動向などを公表した。直営の既存店売上高は前年同月比0.4%増と、2カ月ぶりに前年同月を上回っており、株価の下支え要因となったようだ。全店ベースでは同10.3%増となった。豪雪地帯では雪の影響が大きく、北海道と東北は大幅な減収となった。全国的な天候不順も響いた。一方、今後は花粉や黄砂の影響により、来店台数が一気に増えることが期待されるとしている。このほか、キーパー製品関連事業の売上高は同16.4%増。全社合計の売上高は同12.6%増となった。
■三井住友FG <8316> 8,615円 +16 円 (+0.2%) 11:30現在
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が8700円台に乗せ25日移動平均線を再び上回ったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>なども堅調な値動きをみせている。前日は機関投資家の益出しに伴う下げ圧力が表面化し3社揃って大陰線を引いたが、きょうは値ごろ感からの買い戻しが優勢となった。前日に米債券市場では長期債が売られ、10年債利回りは4.3%台前半まで急速に水準を切り上げた。米国事業を展開するメガバンクにとって運用環境の改善が期待され、株価の刺激材料となっている。また、国内金利も日銀による政策修正の動きを背景に新発10年債利回りがジリ高基調となっており、足もとで0.745%まで上昇をみせていることで、これも追い風要因となっている。
■しまむら <8227> 7,819円 -781 円 (-9.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
しまむら<8227>が大幅続落している。1日の取引終了後に25年2月期連結業績予想を発表。売上高6596億2200万円(前期比3.9%増)、営業利益563億6200万円(同1.9%増)、純利益401億9400万円(同0.3%増)と増収増益を見込むものの、営業利益で580億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることが嫌気されているようだ。今期はグループ合計で43店舗の出店(退店16店舗)を予定しており、都市部(東京、京阪神地区)の出店を強化するほか、リロケーションやファッションモール形式の出店拡大で店舗の収益性向上を目指す。また、改装は40店舗を予定しており、ストアロイヤルティーの向上などを図るとしている。なお、年間配当は190円と実質増配を予定している。24年2月期決算は、売上高6350億9100万円(前の期比3.1%増)、営業利益553億800万円(同3.8%増)、純利益400億8400万円(同5.4%増)だった。同時に、27年2月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。売上高7190億円、営業利益660億円を目指すとした。事業ポートフォリオの再構築や既存店売上高の底上げ、商品力の強化などを行うほか、都市部を中心に3年間で150店舗の出店を行う方針だ。
■象印マホービン <7965> 1,437円 -33 円 (-2.2%) 11:30現在
象印マホービン<7965>が反落。1日取引終了後に24年11月期第1四半期(23年11月21日~24年2月20日)連結決算を発表し、売上高は前年同期比3.7%増の281億4400万円、最終利益は同5.5%減の26億9500万円だった。通期で増収・最終増益を見込んでいるだけに業績懸念が高まったようだ。国内販売が好調だったほか、価格転嫁が奏功し売上高は増加した。一方、販管費の増加や持ち分法による投資利益の減少などが利益面で響いた。
■キャスター <9331> 1,455円 +300 円 (+26.0%) ストップ高買い気配 11:30現在
キャスター<9331>がカイ気配。1日の取引終了後、マネーフォワード<3994>と資本・業務提携の検討に係る基本合意書を締結したと発表しており、好材料視されている。マネフォは、キャスターの筆頭株主であるインキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合などから、4月8日付で39万8000株(議決権所有割合20.3%)を取得し筆頭株主になる予定。フルリモートワークを体現し、日本や世界各国からさまざまなスキルを有する人材を集めることができるキャスターと、バックオフィスに関するさまざまなサービスツールを提供するマネフォの強みを融合させることで、今後生産年齢人口が減少するなかでより一層の需要が見込まれるバックオフィス領域への人材供給や生産性の向上に取り組むとしている。
●ストップ高銘柄
タカキュー <8166> 121円 +30 円 (+33.0%) ストップ高 11:30現在
TORICO <7138> 1,601円 +300 円 (+23.1%) ストップ高 11:30現在
ファンデリー <3137> 444円 +80 円 (+22.0%) ストップ高 11:30現在
かんなん丸 <7585> 507円 +80 円 (+18.7%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
⇒⇒最高10万円が当たる! 「個人投資家大調査」を実施中
⇒⇒「株探」では、ただいま「個人投資家大調査-2024」を実施しています。
⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に10万円分、1名の方に7万円分、33名の方に1万円分を差し上げます。
⇒⇒アンケートは4月15日(月)午後6時までの予定ですが、回答数の状況で、予定より前に終了することもあります。
株探ニュース