株価指数先物【昼】 25日線が心理的な抵抗線として意識される

市況
2024年4月3日 11時56分

シカゴ日経平均先物は11時30分時点、前日比480円安の3万9440円(-1.20%)前後で推移。寄り付きは3万9600円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9670円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万9240円まで下落幅を広げたが、売り一巡後は中盤にかけて買い戻され、3万9630円まで下げ幅を縮めた。ただし、25日移動平均線をキープできず、終盤にかけて再び下落幅を広げた。

日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの警戒が強まった米国市場の下落のほか、台湾地震の影響で沖縄に津波が到達したとの報道も不安要因となった。また、3月の「ユニクロ」の国内既存店売上高は、3カ月ぶりに前年同月を下回ったと発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が4%ほど下げており、日経平均型の重荷となった。日経225先物は25日線が位置する3万9590円辺りが心理的な抵抗線として意識されやすく、押し目狙いのロング対応ながら、回転の速いトレードになりそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.60倍に低下した。ファーストリテイリングのほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が軟調のなか、NTロングを巻き戻す動きとなった。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]は、下落幅を縮め底堅い動きをみせている。NT倍率は25日線(14.62倍)を下回っているものの、同線辺りでの底堅さが意識されると、改めてNTロングの組成に向かわせよう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.