ダウ先物は下落 ADP雇用統計も利下げ期待の後退を正当化=米国株

市況
2024年4月3日 22時03分

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)

ダウ先物 39457(-51.00 -0.13%)

S&P500 5248.50(-12.00 -0.23%)

ナスダック100先物 18261.75(-68.25 -0.37%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調に推移している。先ほど発表になった3月のADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったことで、米株式市場は売りの反応を見せている。米国債利回りは上昇の反応。

金曜日の米雇用統計を前に、市場はFRBの利下げ期待を後退させているが、今回のデータはそれを正当化する内容となった。粘り強いインフレ指標と、いくつかの好調な製造業の指標が、FRBは利下げに時間をかけるのではないかと投資家を心配させているが、本日のADP雇用統計も同様となった。

年初の好調なスタートから一転、第2四半期に入って米株式市場は調整の動きを見せている。「第1四半期の株式市場の上昇を牽引したインフレ低下とFRBの利下げ期待のシナリオは、第2四半期に入って揺らいでいる。

「株式市場は過去5カ月間に多くのポジティブな見方が織り込まれた。市場がインフレ圧力、FRB、原油価格、長期金利を処理するまで、不安定な相場展開が続く可能性がある」との声も聞かれる。

本日は日本時間23時にISM非製造業景気指数の発表が予定されている。

ディズニー<DIS>は、ペルツ氏率いるトライアン・ファンドとの委任状争奪戦を繰り広げているが、ペルツ氏からの挑戦をかわすのに十分な株主を確保したと伝わっている。ロイター通信が関係者の話として報じた。ディズニーの株価は時間外で軟調。

インテル<INTC>が時間外で下落。同社は製造事業に関する新たな詳細を明らかにし、同社の製造ネットワークでの赤字が拡大しており、あと数年は損益分岐点に達しない可能性があるとの見方を示した。

通信ネットワーク・ソリューションを提供するカサ・システムズ<CASA>が時間外で急落。破産法第11条の適用を自主的に申請し、裁判所の監督下で資産売却手続きを開始した。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外

インテル<INTC> 41.53(-2.41 -5.48%)

ディズニー<DIS> 122.10(-0.72 -0.59%)

カサ・システムズ<CASA> 0.05(-0.21 -81.75%)

アップル<AAPL> 169.00(+0.16 +0.09%)

マイクロソフト<MSFT> 421.00(-0.44 -0.10%)

アマゾン<AMZN> 180.25(-0.44 -0.24%)

アルファベット<GOOG> 155.44(-0.43 -0.28%)

テスラ<TSLA> 164.36(-2.27 -1.36%)

メタ<META> 499.00(+1.63 +0.33%)

エヌビディア<NVDA> 884.07(-10.45 -1.17%)

AMD<AMD> 176.85(-1.85 -1.04%)

イーライリリー<LLY> 763.50(-0.46 -0.06%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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