インテルが下落 製造ネットワークでの赤字拡大=米国株個別
(NY時間09:34)(日本時間22:34)
インテル<INTC> 41.16(-2.78 -6.33%)
インテル<INTC>が下落。同社は製造事業に関する新たな詳細を明らかにし、同社の製造ネットワークでの赤字が拡大しており、あと数年は損益分岐点に達しない可能性があるとの見方を示した。製造を担当するインテル・ファウンドリーの2023年の売上高は189億ドルと、前年の275億ドルから大幅な減収となったほか、営業赤字も52億ドルから70億ドルに拡大した。
同社はゲルシンガーCEOの事業立て直し計画の一環として、財務状況についてより詳細な説明を行っている。ファウンドリー部門は他社向け半導体製造を目指しており、同社の他部門からある程度切り離すことがその戦略にとって必要不可欠となっている。
ただ、同社は今年が赤字のピークになると予想しており、営業黒字への転換は現在から2030年末までの間の中間点になるとの見通しを示した。同社はまた、同部門のCFOにフロレス氏を指名した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース