ボーイング、米航空会社の首脳陣との正式会合を中止と伝わる=米国株個別
(NY時間15:06)(日本時間04:06)
ボーイング<BA> 184.96(-3.08 -1.64%)
ボーイング<BA>のモレンコフ新会長は、信頼回復の危機に対処する中、最大顧客である米航空会社の首脳陣との正式な会合を中止したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同会長は、代わりにアメリカン航空<AAL>、サウスウエスト航空<LUV>、ユナイテッド航空<UAL>、アラスカ航空<ALK>のCEOに直接接触しようとしているという。
この試みは、元クアルコムCEOで2020年からボーイングの取締役を務めるモレンコフ会長の姿勢を示している。同社は、100年に渡る歴史の中でも最大級の経営陣の刷新に着手したが、顧客との緊張した関係を円滑にしようと試みていることがわかる。
航空大手4社の首脳は、ボーイングの取締役に直接、危機管理に対する不満が高まっていることを伝えようとしていたという。
この報道後、同社株は下げ幅を広げる動きが出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース