石油関連株が連日の人気化、中東情勢など警戒しWTI価格は約5カ月ぶり高値
石油関連株が連日の人気化。INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>がそろって3日続伸している。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比0.28ドル高の1バレル=85.43ドルと上昇。一時86.2ドルと昨年10月下旬以来、5カ月ぶりの水準に上昇した。1日にイランの在シリア大使館周辺がイスラエルによる空爆を受けたことに対し、イランが対抗措置を示唆したことで中東情勢への警戒感が台頭した。また、サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が3日、合同閣僚監視委員会で協調減産の維持を確認したことも原油需給の引き締まり要因と受け止められた。