株価指数先物【昼】 +1σ接近で利食いが入りやすいところ
日経225先物は11時30分時点、前日比540円高の4万0070円(+1.36%)前後で推移。寄り付きは4万円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万0030円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万9950円を安値にロングの勢いが強まり、中盤にかけて一時4万0290円まで上げ幅を広げる場面も見られた。その後は利食いも入るなか、4万0040円~4万0230円辺りでの保ち合いを継続している。
日経225先物は、前日に25日移動平均線を下回ったことによる押し目待ち狙いの買いのほか、米国市場で大型テック株の一角やハイテク株が買われた流れを引き継ぐ形から、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が買われ、日経平均型優位のなか一時4万0290円まで上げ幅を広げた。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ(4万0340円)に近づいたことから、利食いが入りやすいところだろう。短期的なトレードは前場の段階で一巡した感もあり、再動意をみせてくるかを見極めたいところである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.60倍に上昇した。朝方は日経平均型優位のなかで25日移動平均線(14.62倍)を上回って始まり、一時14.66倍まで上昇した。ただし、NY原油先物相場の強調展開を受けてINPEX <1605> [東証P]が本日も強い値動きを見せるなど、バリュー株への買いも広がるなか、その後はややNTショートに振れる動きとなった。
株探ニュース