パラマウントが反落 疑問視する声も相次ぐ=米国株個別
(NY時間11:36)(日本時間00:36)
パラマウント<PARA> 12.26(-1.27 -9.36%)
パラマウント・グローバル<PARA>が反落。前日はスカイダンス社との合併に向けての前進が伝わり、同社の支配株主であるシャリー・レッドストーン氏が、同社株をスカイダンス社に売却することで暫定合意に達したとも伝わっていた。前日の同社株は大幅高となっていたが、本日は急速に戻り売りに押されている。
アナリストからは疑問視する声も複数出ている。「アポロからの提案はスタジオのみだが、今回の提案は資産を個別に売却する可能性が低く、その点はポジティブだが、スカイダンス社はシャリー・レッドストーン氏が率いる親会社のナショナル・アミューズメンツ社を通じて、経営権を取得したい意向で、その場合の取引は複雑になり、2段階のプロセスを伴う可能性がある」と述べている。
また、別のアナリストからは「議決権がない同社の普通株主が合併後の企業でどのような価値を受け取るのかが不透明で、スカイダンスとの取引が具体的にどのように構成されるのかについては、未解決の疑問が残っている」との声も聞かれた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース