本日注目すべき【好決算】銘柄 オンワード、ハローズ、スルガ銀 (4日大引け後 発表分)
4月4日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
オンワード <8016> [東証Ｐ] ★今期経常は19％増益、4円増配へ
◆24年2月期の連結経常利益は前の期比90.4％増の101億円に拡大して着地。続く25年2月期も前期比18.5％増の120億円に伸びる見通しとなった。今期は国内事業が堅調に推移するとともに海外事業も欧州を中心に改善し、5.5％の増収を見込む。定価販売の徹底や適切な在庫管理などで採算が向上することも増益に貢献する。
併せて、今期の年間配当は前期比4円増の24円に増配する方針とした。配当性向の目安を40％以上(従来は35％以上)に引き上げる。
イーサポート <2493> [東証Ｓ] ★12-2月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
◆24年11月期第1四半期(23年12月-24年2月)の連結経常損益は5100万円の黒字(前年同期は2500万円の赤字)に浮上して着地。輸入青果物サプライチェーンの受託業務量や生鮮MDシステムの課金対象となるトランザクション量が増加したほか、新規顧客獲得に向けた積極的な営業活動なども寄与し、2ケタ増収を達成した。
第1四半期実績だけで、通期計画の1億0800万円に対する進捗率は47.2％に達しており、業績上振れが期待される。
ハローズ <2742> [東証Ｐ] ★前期経常を19％上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の91.5億円→108億円に19.0％上方修正。増益率が0.1％増→19.1％増に拡大し、従来の11期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。インフレを背景に生活防衛意識が高まる中、商品単価の上昇に対応しながら顧客ニーズの高い商品を中心に低価格で販売する施策などが奏功し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。
スルガ銀 <8358> [東証Ｐ] ★前期配当を7円増額修正、自社株取得・消却も発表
◆24年3月期の年間配当を従来計画の14円→21円(前の期は9円)に大幅増額修正した。足もとの業績動向や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
併せて、発行済み株式数の3.11％にあたる600万株または70億円を上限に自社株買いを実施すると発表。また、3500万株(発行済み株数の15.08％)の自社株を消却することも明らかにした。
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株探ニュース
