10万円以下で買える、財務健全&低PBR 26社【スタンダード】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証スタンダード上場企業では783銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額120億円以上、(3)株主資本比率が60%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは5日現在)
5日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。
最低投資 株主資本
コード 銘柄名 金額 比率 PBR
<6319> シンニッタン 28000 66.8 0.39
<5658> 日亜鋼 32400 69.9 0.31
<7455> パリミキHD 42200 73.6 0.73
<6994> 指月電 43700 62.7 0.50
<5363> TYK 47000 69.2 0.56
<4620> 藤倉化 47200 67.3 0.37
<1914> 日基技 48300 68.8 0.45
<8291> 日産東HD 56800 63.7 0.69
<6482> ユーシン精機 68500 78.5 0.71
<2009> 鳥越粉 69700 81.4 0.47
<1921> 巴 70300 67.5 0.60
<5951> ダイニチ工業 70800 84.3 0.42
<8018> 三共興 71600 74.2 0.66
<8118> キング 72100 86.5 0.54
<8841> テーオーシー 78500 86.1 0.72
<1960> サンテック 80000 64.1 0.42
<3553> 共和レ 80100 60.0 0.55
<6566> 要興業 87500 78.3 0.77
<1810> 松井建 88400 63.4 0.56
<6470> 大豊工業 88400 60.0 0.36
<6488> ヨシタケ 88600 79.6 0.74
<7871> フクビ 89000 67.2 0.50
<9414> BS11 89300 91.8 0.70
<7222> 日産車体 95800 72.6 0.75
<5909> コロナ 96200 70.5 0.38
<7636> ハンズマン 96600 64.6 0.79
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配の銘柄は除いた。
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株探ニュース