キユーピーが7年1カ月ぶり高値、24年11月期利益予想を上方修正
キユーピー<2809>が続急伸し、17年3月以来約7年1カ月ぶりの高値となっている。前週末5日の取引終了後、24年11月期の連結業績予想について、営業利益を255億円から310億円(前期比57.4%増)へ、純利益を138億円から174億円(同32.1%増)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は従来予想の4800億円(同5.5%増)を据え置いたものの、海外の成長や国内高質化の取り組み、主原料の影響が想定よりも改善することなどが利益押し上げに寄与する。
なお、第1四半期(23年12月~24年2月)決算は、売上高1146億3200万円(前年同期比6.5%増)、営業利益81億4900万円(同4.9倍)、純利益60億3800万円(同4.8倍)だった。基幹商品を中心とした市販用総菜・業務用調味料の物量が回復したほか、価格改定による単価上昇などが寄与した。