三菱電が反発、配電用変圧器事業を日立産機システムに譲渡へ
三菱電機<6503>が反発している。前週末5日の取引終了後、名古屋製作所(名古屋市東区)で製造する配電用変圧器事業を日立産機システム(東京都千代田区)に譲渡すると発表しており、好材料視されている。
配電用変圧器に関する開発、設計、製造、販売、保守に関する資産などを、24年10月から段階的に日立産機システムに譲渡し、26年4月1日をメドに完了させる予定。譲渡額は非開示。事業譲渡により三菱電機は、成長領域と位置づけるFAシステム事業に経営資源を集中する。なお、今回の事業譲渡においては、系統変電システム製作所赤穂工場で製造している変圧器は対象外となる。