トヨタなど自動車株が高い、1ドル151円台後半の円安進行で改めて追い風強まる
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>など自動車株が総じて強さを発揮している。好調な米国経済を背景に足もと外国為替市場でドル高・円安に振れており、輸出採算の改善期待から投資資金が流入している。トヨタは24年3月期の想定為替レートを1ドル=143円で設定しているが、1ドル=151円台後半で推移する実勢との差は8円以上開いていることから25年3月期の業績予想はこれまでの市場コンセンサスを上回る可能性がある。このほか、SUBARUも24年3月期は1ドル=143円の設定で実勢との開きが大きく、ホンダは1ドル=142円と更にドル安・円高で想定している。いずれも今期業績への追い風が意識されやすい。