東洋炭素が大幅反発、高温マイクロ原子炉向け黒鉛製品を受注
東洋炭素<5310>が大幅反発し年初来高値を更新している。この日の午前中、仏スタートアップのジミー・エナジー社から、高温マイクロ原子炉(HTR)向け黒鉛製品を受注したと発表しており、好材料視されている。
HTRは原子炉として現在主流の軽水炉に比べて安全性が高いうえ、熱効率が高く経済性に優れており、「第4世代の原子炉」として注目されるSMR(小型モジュール炉)。ジミー・エナジー社は、HTRを搭載した熱発生モジュールの設計・製造を行っており、今回の受注は26年までに商用運転を始める新炉向けとしている。