注目銘柄ダイジェスト(前場):キユーピー、ミズノ、富士通など

市況
2024年4月8日 11時35分

富士通<6702>:2527.5円(+143円)

大幅反発。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1970円から3500円にまで引き上げている。新光電工の売却によって、長く続いた大規模な事業構造改革フェイズを終え、今後は中核のITサービス事業を中心とした長期成長フェイズへ移行していくと評価している。新規事業である富士通 UVANCEによる高付加価値化サービスの提供、 GDC/JGG部隊による利益率・生産性の改善などが牽引車になるとみている。

ミズノ<8022>:7020円(+450円)

大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断「1」、目標株価8600円でカバレッジを開始している。近年の成長ドライバーであるランニングとサッカーは、競技人口増加によって今後も成長が続くとみている。そうした中で同社のプレゼンスが高まることが今後の焦点とし、海外売上の伸長などで持続的な成長が可能な場合、同業他社比で割安なバリュエーションの是正は期待できるとみているもよう。

安川電<6506>:6097円(-77円)

伸び悩んで続落。先週末に24年2月期の決算を発表、営業利益は662億円で前期比3.0%減となり、従来計画の700億円を下振れている。一方、25年2月期は700億円で同5.7%増の見通し、コンセンサスは710億円レベルであったとみられる。中国や欧州などでのロボットの需要回復を見込んでいるようだ。ポジティブインパクト限定的な中、買い戻し一巡後は戻り売りが優勢の展開に。

キユーピー<2809>:3215円(+425.5円)

大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業利益は81.5億円で前年同期比4.9倍となり、45億円程度の市場コンセンサスを大幅に上振れる着地に。つれて、通期予想は従来の255億円から310億円、前期比57.4%増に上方修正している。通期コンセンサスは270億円程度であったとみられる。想定以上に原料安効果が強まっているほか、価格改定効果なども寄与しているようだ。

ジャステック<9717>:1710円 カ -

ストップ高買い気配。NTTデータが完全子会社化を目指して同社株のTOBを実施すると発表。同社ではTOBへの応募を推奨としている。TOB価格は1940円で先週末終値比37.6%のプレミアムとなっており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。なお、TOB期間は4月8日から5月23日までとされている。

ジェネパ<3195>:247円(+7円)

大幅に反発。自社ECサイト群を基礎としたプラットフォーム事業(Unique Stores Platform事業)の第1弾として、新たなECサイト「ブランシェ・ボーテ」をオープンしたと発表している。トレンドやお気に入りのカラーで部屋を飾りたい女性向けのサイトで、人気カラーのホワイト、ナチュラル、グレーに特化した韓国系・北欧系の商品を取り扱う。同事業は、1年以内に10サイト程度まで拡大する予定という。

メディアS<4824>:320円(+18円)

大幅高。簡易に脳波を計測できるポータブルデバイス「Muse」シリーズを開発・販売するカナダのInteraXon社のバンド型デバイス「MuseS」の技術基準適合証明の取得に協力し、日本国内で初めて正規販売代理店としてMuseSを販売すると発表している。睡眠時や軽い運動時の脳波取得が可能になり、ブレインテックを活用した睡眠の質の改善や脳疲労軽減、運動パフォーマンス向上などのソリューション開発を加速できるとしている。

3Dマトリクス<7777>:127円(+2円)

大幅に反発。自己組織化ペプチド技術を用いた吸収性局所止血材「ピュアスタット」について、静岡県立静岡がんセンターで胃外科領域への適応拡大に向けた特定臨床研究が開始されたと発表している。ピュアスタットは日本では消化器内視鏡治療での止血鉗子による焼灼回数の低減を目的として使用されているが、胃外科領域でも高い臨床ニーズがあると考えられるという。

《ST》

提供:フィスコ

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