NY株式:NYダウは9ドル安、CPIを警戒

市況
2024年4月10日 5時53分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は9.13ドル安の38,883.67ドル、ナスダックは52.68ポイント高の16,306.64で取引を終了した。

押し目買いに寄り付き後、上昇。その後、消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感に売られ、相場は下落に転じた。ハイテクは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけプラスに回復。ダウは下落を消せず、結局、相場はまちまちで終了した。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、電気通信サービスが下落。

検索会社のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)はグーグルが企業向け人工知能(AI)のアップデート版を多数発表したことが好感され、買われた。半導体のインテル(INTC)は競合エヌビディア(NVDA)に対抗すべく新型のAI向け半導体を投入すると発表し、上昇。エヌビディア(NVDA)は下落した。

高級電気自動車メーカーのルーシッド(LCID)は第1四半期の生産台数や納入台数が好感され、上昇。また、バイオのモデルナ(MRNA)は製薬会社メルク(MRK)の抗体医薬品キイトルーダ併用による頭頸部がん治療の実験的ワクチンを巡る治験の新たなデータをアナリストが好感し、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は連邦航空局 (FAA)が787ドリームライナー機の安全性を巡る内部告発を受け調査しているとのニューヨークタイムズ(NYT)紙の報道を嫌気し、下落。

アトランタ連銀のボスティック総裁はもし、雇用統計が労働市場の悪化を示唆した場合、早期の利下げにもオープンであるとの見解を示した。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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