イオンモールは大幅反落、25年2月期営業19%増を予想も市場予想を下回る
イオンモール<8905>は大幅反落している。9日の取引終了後に発表した25年2月期連結業績予想で、売上高4535億円(前期比7.2%増)、営業利益550億円(同18.5%増)と2ケタ営業増益を見込むものの、600億円強を見込んでいた市場予想を下回ることから、売り優勢となっているようだ。
今期は、既にインドネシアに1モールをオープンさせたのに続き、中国で2モール、ベトナムで1モールの新規オープンを計画。一方、日本では新規オープン予定はないものの、既存アセットの有効活用として増床リニューアルを強化する方針で、3月のイオンレイクタウンアウトレット(埼玉県越谷市)に続き、今月にはイオンモール太田(群馬県太田市)を増床リニューアルオープンする予定。ほかの既存モールについても出店立地のマーケットに応じたリニューアルを積極的に実施し、共用部における快適な空間提供や施設環境の整備を目的とした建物修繕を積極的に実施し、新たな来店動機の創出と来店頻度の向上を図るとしている。
なお、24年2月期決算は、売上高4231億6800万円(前の期比6.3%増)、営業利益464億1100万円(同5.5%増)だった。