【市場反応】米3月CPIは予想上回る、利下げ観測後退でドル大幅続伸

市況
2024年4月10日 22時10分

米3月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と、伸び鈍化予想に反し2月と同水準にとどまった。前年比では+3.5%と、2月+3.2%から伸びが予想以上に拡大し、昨年9月来で最大となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.4%と、やはり伸び鈍化予想に反し3カ月連続で同水準。前年比でも+3.8%と、伸び鈍化予想に反し2月と同水準にとどまった。

予想を上回った結果を受け、利下げ先送り観測がさらに強まり、米国債相場は大幅反落。10年債利回りは4.485%まで上昇し昨年11月来の高水準となった。ドル買いも加速し、ドル・円は151円80銭から152円51銭まで上昇し、1990年7月来の円安・ドル高水準となった。ユーロ・ドルは1.0864ドルから1.0779ドルまで下落し、3日来の安値を更新。ポンド・ドルは1.2708ドルから1.2595ドルまで下落した。

【経済指標】

・米・3月消費者物価指数:前年比+3.5%(予想:+3.4%、2月:+3.2%)

・米・3月消費者物価コア指数:前年比+3.8%(予想:+3.7%、2月:+3.8%)

・米・3月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、2月:+0.4%)

・米・3月消費者物価コア指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、2月:+0.4%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.