本日注目すべき【好決算】銘柄 エヌピーシー、コシダカＨＤ、プログリット (10日大引け後 発表分)
4月10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
エヌピーシー <6255> [東証Ｇ] ★今期経常を36％上方修正
◆24年8月期の連結経常利益を従来予想の15.8億円→21.5億円に36.0％上方修正。増益率が64.5％増→2.2倍に拡大する見通しとなった。利益率の高い部品販売が好調に推移していることに加え、国内電子部品業界向けFA装置案件の一部が前倒して売上計上されることが要因。仕入れコストや現地作業費の原価低減も上振れに貢献する。
コシダカＨＤ <2157> [東証Ｐ] ★今期経常を12％上方修正・5期ぶり最高益更新へ
◆24年8月期上期(23年9月-24年2月)の連結経常利益は前年同期比50.5％増の55.4億円に拡大し、従来予想の45.1億円を上回って着地。海外投資に対する為替差益や出店地域の再開発に伴う解約金収入の発生などが上振れの要因となった。
併せて、通期の同利益を従来予想の89.1億円→99.3億円に11.5％上方修正。増益率が14.7％増→28.0％増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
ＦＦＲＩ <3692> [東証Ｇ] ★前期経常を89％上方修正・4期ぶり最高益更新へ
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の2.8億円→5.3億円に89.0％上方修正。増益率が13.8％増→2.1倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ナショナルセキュリティの市場規模拡大を背景に人材採用と育成を積極的に進める中、受注案件が増加したことが寄与。人件費や採用関連費用が想定を下回ったことに加え、外部サービスのコスト減少や持ち分法適用会社の案件増加なども上振れにつながった。
ボードルア <4413> [東証Ｇ] ★前期最終が上振れ着地・今期は15億円へ
◆24年2月期の連結最終利益は前の期比47.7％増の11.7億円に伸び、従来予想の9.9億円を上回って着地。国際会計基準に移行する25年2月期は15.4億円の見通しとなった。今期も引き続き専門人材や高度専門人材の増加を背景に、エンタープライズ顧客と先端技術分野の案件拡大・深耕に注力する。
併せて中期経営計画を更新し、27年2月期に営業利益36億円(24年2月期実績は15.6億円)を目指す。
山田コンサル <4792> [東証Ｐ] ★前期経常を7％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→37.5億円に7.1％上方修正。増益率が19.9％増→28.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コンサルティング事業でM&Aアドバイザリー、経営コンサルティング、不動産コンサルティングの案件引合、受注が順調だったことを反映した。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の67円→75円(前の期は56円)に増額修正した。
有沢製 <5208> [東証Ｐ] ★前期配当を15円増額修正
◆24年3月期の年間配当を従来計画の45円→60円(前の期は90円)に大幅増額修正した。政策保有株式の売却に伴う特別利益の計上や財政状態などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
併せて株主還元方針を変更し、配当は株主資本配当率(DOE)6％または総還元性向80％以上のいずれか大きい金額とすることを基本方針とする。25年3月期から適用。
チヨダ <8185> [東証Ｐ] ★前期最終を4.9倍上方修正
◆24年2月期の連結最終損益を従来予想の3.8億円の黒字→18.5億円の黒字(前の期は26億円の赤字)に4.9倍上方修正した。プライベートブランド商品の販売が好調だったほか、不採算店舗の閉鎖や人事効率の改善など管理費を削減したことが寄与。トモエ商事の子会社化に伴い負ののれん発生益を計上したことに加え、繰延税金資産の計上による税金負担の減少なども最終利益を押し上げた。
プログリット <9560> [東証Ｇ] ★今期経常を21％上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.1億円→7.4億円に21.3％上方修正。増益率が24.0％増→50.4％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。英語コーチングサービスで英語コンサルタントなどの待遇改善を背景に採用活動が進み、供給力が向上することで売上高が計画を11.8％も上回ることが寄与。サブスクリプション型英語サービスが順調に推移していることも織り込んだ。
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株探ニュース
