トレファクが急反騰、25年2月期は経常利益10%増で4円増配見込む
トレジャー・ファクトリー<3093>が急反騰し年初来高値を更新している。10日の取引終了後に発表した25年2月期の連結業績予想で、売上高405億6200万円(前期比17.7%増)、経常利益37億3300万円(同10.2%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当予想を前期比4円増の32円としたことが好感されている。
アプリ会員の獲得などの継続的な取り組みによる買い取り、販売件数の増加やインフレも背景にした販売単価の上昇などにより単体既存店売上高で前期比3%増を計画。また、国内新規出店は連結で過去最多となる30店舗、海外はタイ及び台湾で年1~2店舗ペースで出店を継続する計画で、これらにより増収増益を見込んでいる。なお、24年2月期決算は、売上高344億5400万円(前の期比22.1%増)、経常利益33億9000万円(同29.3%増)だった。
同時に、昨年11月に発表した26年2月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標について、経常利益を40億2000万円から41億9000万円へ上方修正し、あわせて27年2月期の計画を策定し経常利益46億円を目指すとした。リアルの買い取り・販売拠点かつEC販売の拠点となる店舗を年間30~40店のペースで出店しリユースネットワークを拡大するほか、グループのリユース会社の収益改善により、継続的な利益貢献を実現するとしている。