ローツェは25年2月期営業最高益で実質増配へ、株式10分割も
ローツェ<6323>はこの日の取引終了後、25年2月期連結業績予想について売上高を前期比29.5%増の1207億8400万円、営業利益を同31.0%増の316億1700万円と発表した。売上高、営業利益とも2期ぶりに過去最高を更新する見通しだ。
中国市場での急激な需要増に対応するため増産体制を構築、整備していく。想定為替レートは1ドル=144円。同時に発表した24年2月期決算は売上高が前の期比1.3%減の932億4700万円、営業利益が同8.6%減の241億3800万円だった。第1四半期は半導体メーカーの設備投資計画先送りの影響があったが、第2四半期以降は中国向け需要の回復で堅調に推移した。
あわせて、8月31日を基準日として1対10の株式分割を実施すると発表した。この株式分割を考慮した今期の配当予想は16円(考慮前160円)としており、前期実績(135円)から実質増配となる見込みだ。
このほか、取得上限1万5000株(自己株式を除く発行済み株数の0.085%)、または5億円とする自社株買いの実施も明らかにした。期間は4月12日から5月10日まで。