<マ-ケット日報> 2024年4月15日

市況
2024年4月15日 17時02分

週明けの市場は日経平均が反落。終値は前週末比290円安の3万9232円だった。米国株急落や中東の地政学リスクを受けて大きく売りが先行し、9時半前後には一時700円を超える下げ幅を示現した。売り一巡後はイスラエルからイランへの大規模反撃の可能性が低そうなことから徐々に買い戻しへ。上場全銘柄で算出する指数トピックスの下げがかなり限定的だったことから実需売りはかなり薄く、相場は思いのほか下値が強いようだ。逆に押し目買いの好機と捉える向きも多い。

前週末の米国市場はインフレや地政学リスクの浮上からダウ平均は5日続落。今年1月下旬以来の安値となった。5日続落は昨年6月以来の記録。この週に発表された経済指標の多くは6月の利下げを否定するもので長期金利も高止まりしたままだ。加えてイランがイスラエル本土に報復攻撃を行うことへの地政学的な警戒感から売り一色の1日となってしまった。前日に過去最高値を更新したナスダック指数もこの日は週末を控えた持ち高調整売りで下げてしまった。

さて、東京市場はにわかに浮上した中東の地政学リスクがありながらも大きな下げは一時的で、日経平均は4月5日の安値を割らず下値が強いところを見せている。トピックスで見るとこちらは25日移動平均線上を守っており相場全体としてトレンドは崩れていない。円相場は1ドル=153円台後半へと円安が確実に進行中。これも輸出株中心に相場を支えているようである。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.