ダウ先物は300ドル超反発 中東情勢への懸念は根強いものの値ごろ感からの買い ゴールドマンが上昇=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:43)(日本時間21:43)
ダウ先物 38542(+304.00 +0.80%)
S&P500 5205.50(+38.00 +0.74%)
ナスダック100先物 18327.25(+148.00 +0.81%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも反発。中東情勢への懸念や米大手銀の決算が不調だったことから、週末の米株式市場は売りに押されたが、本日は値ごろ感からの買い戻しが出ている。
中東情勢については、イランが週末にミサイルやドローンを乱射し、イスラエルが報復する可能性を考えると、緊張はまだ高ぶっているが、イランの国連代表部が「この問題は結論が出たとみなすことができる」と述べたことで、投資家はいくらか安心している。原油相場も下落。
「地政学的リスクへのプレミアムは資産に織り込まれるべきだが、結局のところ、株式市場は史上最高値からまだ2%程度しか下落していない。悪材料の多くはすでに価格に織り込まれている」といった声も出ている。
先ほど発表の3月分の米小売売上高が予想を上回る内容で、個人消費の力強さを示した。米国債利回りも上昇し、FRBの利下げ期待をさらに後退させる内容ではあるものの、それに対する米株式市場の反応は限定的となっている。年内の利下げ期待は後退しているものの、米株式市場の関心は先行きの景気に移っているようだ。
ゴールドマンが取引開始前に決算を発表し、時間外で上昇。予想外の増益を記録したことが好感されている。純利益は減益が予想されていたが、28%の増益を示した。
アップル<AAPL>が時間外で軟調。1-3月期のアイフォーンの出荷台数が前年比で10%近く減少したことが明らかとなった。
アルミのアルコア<AA>が時間外で上昇。米国と英国がロシアのアルミニウム、銅、ニッケルの取引に新たな制限を課したことが材料視されている。
(NY時間08:53)(日本時間21:53)時間外
ゴールドマン<GS> 405.35(+15.86 +4.07%)
アルコア<AA> 36.70(+1.50 +4.26%)
アップル<AAPL> 175.79(-0.76 -0.43%)
マイクロソフト<MSFT> 425.36(+3.46 +0.82%)
アマゾン<AMZN> 187.75(+1.62 +0.87%)
アルファベット<GOOG> 161.04(+1.85 +1.16%)
テスラ<TSLA> 169.65(-1.40 -0.82%)
メタ<META> 518.80(+6.90 +1.35%)
エヌビディア<NVDA> 889.84(+7.98 +0.90%)
AMD<AMD> 163.10(-0.18 -0.11%)
イーライリリー<LLY> 754.63(+2.99 +0.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美