ゴールドマンが決算を受け上昇 予想を上回る利益を計上=米国株個別

材料
2024年4月15日 22時41分

(NY時間09:37)(日本時間22:37)

ゴールドマン<GS> 409.83(+20.34 +5.22%)

ゴールドマン<GS>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、経常収益が予想を上回ったほか、1株利益も予想を大きく上回った。純利益は減益が予想されていたが、予想外の28%の増益を記録した。

全ての分野で好調な経常収益を記録し、債券・為替・商品(FICC)、株式よもトレーディング収入が予想以上に好調だった。純受取利息(NII)も予想を上回っている。FICCは、主にモーゲージおよびストラクチャード・レンディングに牽引されたFICCファイナンスの純収益の大幅な増加を反映した。アナリストは減収を見込んでいた。

ソロモンCEOは「資本市場の活動が再び活発化するにつれ、われわれがその回復から利益を得るより良い立場になると市場は予想している。しかし、FRBの利下げはまだ予断を許さず、新たな世界的紛争の勃発も危惧されるため、完全な回復は保証されていない」と慎重な見方を示している。

資産・ウェルス・マネジメント事業の収益は18%増の37.9億ドルとなり、管理手数料が7%増加した。同銀はバランスシート投資からの利益ではなく、管理手数料にシフトさせようとしている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益:11.58ドル(予想:8.81ドル)

・経常収益(調整後):142.1億ドル(予想:129.8億ドル)

グローバルバンキング:97.3億ドル(予想:84.6億ドル)

FICC:43.2億ドル(予想:36.4億ドル)

株式:33.1億ドル(予想:29.6億ドル)

投資銀行:20.9億ドル(予想:18.2億ドル) 

アドバイザリー:10.1億ドル(予想:8.74億ドル)

純受取利息(NII):16.1億ドル(予想:14.7億ドル)

・貸倒引当金:3.18億ドル(予想:5.03億ドル)

・運用資産:2.85兆ドル(予想:2.92兆ドル)

・融資:1840億ドル(予想:1854億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.