住石HDはS高カイ気配、24年3月期業績の計画上振れと配当方針変更を好感
住石ホールディングス<1514>がストップ高の1412円水準でカイ気配となっている。15日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が196億円から225億円(前の期比43.6%減)へ、営業利益が58億円から80億円(同2.1倍)へ、純利益が57億円から75億円(同2.0倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入している。
主力事業部門の石炭販売取引に関して、上期同様エネルギー需要の緩みにより石炭市況の軟化が見られたものの、石炭販売量が堅調に推移し、また豪州ワンボ炭鉱からの配当金が予想を上回ったことが要因としている。
同時に、従来20円としていた期末一括配当予想を60円にすると発表した。配当性向40%を目安に安定的な配当を継続して行うことを基本とする配当方針に変更したことが要因としており、これも好材料視されているようだ。