Jフロントが5日ぶり反落、25年2月期営業減益へ
J.フロント リテイリング<3086>が5日ぶり反落。15日取引終了後に25年2月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比3.6%増の4215億円、営業利益を同12.9%減の375億円とした。大幅な営業増益だった前期から一転減益となる見通しを示しており売られている。
配当予想は40円(前期36円)を見込んだ。同時に発表した24年2月期決算は、売上高が前の期比13.2%増の4070億600万円、営業利益が同2.3倍の430億4800万円だった。堅調な富裕層マーケットへの対応をはじめとする戦略・施策の効果に加え、インバウンド売り上げの一段の伸長が寄与した。
あわせて取得上限800万株(自己株式を除く発行済み株数の3.03%)、または100億円とする自社株買いの実施を発表。期間は5月1日から7月31日まで。更に27年2月期を最終年度とする中期経営計画を公表し、最終年度に連結事業利益520億円(24年2月期実績443億円)とする目標を掲げた。